施工事例 【直張りサイディング部分補修】
船橋市の外壁塗装専門店 リライアブルホームのブログやSNSをご覧頂きありがとうございます。
今回は弊社協力店スタッフのご家族様のお家を部分補修致しましたので、豆知識施工事例として記載させて頂きます。
〜建物情報〜
・築年数 : 20年前後
・外壁材 : 窯業系サイディング
・サイディング設置工法 : 直張り
〜劣化状況〜
直張り工法により透湿性が悪く著しく凍害が起きてしまった。
〜補修内容〜
① 部分外壁塗装
下塗り:日本ペイント 水性カチオンシーラー
上塗り:日本ペイント パーフェクトトップ(艶消し)2回塗り
② 一部シーリング打ち替え
補 修 前
補 修 中 〜 補 修 後
こちらの外壁材である窯業系サイディングボードは、現代では当たり前に使用されている建材です。
そんな知名度のある窯業系サイディングは、業界でも認知していない人が多い「設置工法」によっては劣化症状が大きく異なり、最悪の場合、塗装しない方が良い状態にまで至るケールもございます。※通気工法についてはこちら
胴縁という下地材を設置し、透湿防水シートとサイディングの間に通気層を設ける通気工法
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透湿防水シートに直にサイディングを設置する直張り工法
新築時にこの仕組みを知らずにサイディング工事を行う業者もいれば、外壁塗装メンテナンス時に注意点を見落とし、平然と塗装する業者もいます。
また数年前から直張り工法が外壁塗装メンテナンス後の経過で問題視された事により、近年では新築時に通気工法が圧倒的に多く採用されるようになった経緯があります。
ただし、外壁下地材である胴縁(どうぶち) を正しく設置しないと、通気工法風に見えるだけで、実際は直張り工法と同じ劣化症状が起きている。。。なんて事もあります。
外壁塗装における品質や知識、または施工業者や担当者の意識の違いで、下塗り材と上塗り材の組み合わせ方などはいくらでも変える事が出来てしまいます。
これは本来お客様のお家に合った塗装メンテナンスが出来るよう、リスクを回避させる為のメリットにならなければならないのですが、診断不足やつい見落としてしまうと、工事後に大きなデメリットとなって現れる可能性もあります。
さらに胴縁が確認できても、窓廻りの胴縁の設置方法が直張りと同じケースもありますので、通気工法の可能性が高くても、サイディングを外し見ていない限り、断定はできません。
※外壁サイディングが直張り工法の場合には、下塗り材と上塗り材の組み合わせには制限が発生します。
※外壁サイディングが通気工法の場合でも、サイディングの種類や劣化症状によっては使用できない下塗り材などもあります。
弊社が主にご対応させて頂いている船橋市やその他近隣エリアでも、窯業系サイディングの設置工法によっては、ご希望の施工を断念されたお客様も今までにいらっしゃいました。
もちろん、どんな状態であっても外壁や屋根を塗装することだけは可能です。
ただし塗装をする事によって、考えられる不備やどの仕様もリスクが高過ぎる場合には、きちんと全てをお客様にご説明した上で、弊社からお断りさせて頂くこともございます。
※正直に全てをお伝えしておりますので、それでも工事のご依頼を頂くこともございます。
外壁塗装専門店である弊社は、利益ばかりを考えている施工店ではなく、工事後のリスク回避を見据えご説明させて頂き、お客様に安全な外壁塗装工事を届けたいと強く考えております。
そしてそれが施工店としての務めであり、外壁塗装専門店としてのモットーでもあります。
船橋市近郊エリアでは、まだまだ訪問販売や利益重視の施工店が多い現状ではありますが、少しでも弊社が役立つよう、これからも邁進していきます!
〜専門用語〜
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